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都道府県別の平均年収と最低賃金の関係

都道府県別の年収と、最低賃金は相関関係にあるのかな?

というのを調べてみました。

都道府県別の年収は平成28年賃金構造基本統計調査 都道府県別男女合計から、都道府県別の最低賃金は平成29年度地域別最低賃金改定状況から算出しています。年度が合っていませんが、データがないし、大差はなかろうというわけでスルーしています。

結果を行きましょう。

都道府県別の平均年収と最低賃金の相関関係を散文図で表すと

 

はい、ザッとみても相関関係がありますね。美しいです。

ただ、最低賃金が740円くらいの都道府県が並んでいるのに年収には大きく差が出ますね。

最低賃金が737円~740円の都道府県の平均年収

都道府県名 最低賃金 平均年収
島根 740円 248.6万円
徳島 740円 268.万円
山形 739円 242.3万円
愛媛 739円 261.5万円
青森 738円 238.3万円
岩手 738円 235.9万円
秋田 738円 242.2万円
鳥取 738円 249.1万円
高知 737円 258.1万円
佐賀 737円 247.9万円
長崎 737円 255.万円
熊本 737円 254.8万円
大分 737円 249.7万円
鹿児島 737円 249.3万円
宮崎 737円 234.6万円
沖縄 737円 236.3万円

似たような最低賃金ですが、微妙に差がありますね。

同じ737円の沖縄と高知県では約22万円の差があります。年収が230万なら22万といえば約10%もの格差となります。これはこういった差は、高給取りが少ないか多いかの違いかなと。

そのことは東京都と神奈川県を比べると見えてきます。

東京都と神奈川県を比較すると、最低賃金は958円と956円というわけで2円しか違いません。でも年収は373万と335万で約40万円も東京の方が多いです。これは、東京都内に経営者層が多く住んでおり、年収がぶっ飛んで高い人がゴロゴロいます。彼らが平均年収を底上げしているんでしょうね。港区の平均年収のページを見ると平均年収が1100万とか・・・ぱねえっす。※課税所得からの算出なので同じ指標ではないですが高いことに変わりありません。

話を戻します。

沖縄県と高知県の差も似たようなことが言えるでしょう。高知県の方が高給取りが多い。もしくは、単純に賃金ベースの高めの人が多いのかもしれません。または、大企業が本社を構えているかどうかにもよるでしょうね。地方でも優良企業が多いと賃金は上がりがちです。

沖縄県に住むとどこの会社に雇用されても給料が低い・・・なんてことになっているのでしょう。

最後に一覧を貼っておきます。

都道府県別の年収と最低賃金の一覧(年収順)

都道府県 年収(万円) 最低賃金
東京 373.1 958円
神奈川 335.1 956円
大阪 326.9 909円
愛知 314.4 871円
茨城 305.9 796円
京都 305.3 856円
全国計 304 848
兵庫 299.7 844円
埼玉 299.3 871円
千葉 298.9 868円
奈良 297.4 786円
滋賀 295.1 813円
三重 294.4 820円
栃木 289.7 800円
静岡 289.1 832円
広島 287 818円
山梨 283.5 784円
長野 283 795円
宮城 282.7 772円
群馬 281.7 783円
富山 280.5 795円
岐阜 280.2 800円
岡山 279.5 781円
福岡 277.5 789円
石川 276.4 781円
和歌山 275 777円
香川 274 766円
山口 271.1 777円
福井 271.1 778円
徳島 268 740円
北海道 267.6 810円
愛媛 261.5 739円
福島 260.5 748円
新潟 260 778円
高知 258.1 737円
長崎 255 737円
熊本 254.8 737円
大分 249.7 737円
鹿児島 249.3 737円
鳥取 249.1 738円
島根 248.6 740円
佐賀 247.9 737円
山形 242.3 739円
秋田 242.2 738円
青森 238.3 738円
沖縄 236.3 737円
岩手 235.9 738円
宮崎 234.6 737円

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